• 鎌倉らしい洗練された味わいにこだわり、80余年。
    別荘地の歴史に培われた名作を由比ガ浜から。
  • 海と山に囲まれた風光明媚な古都、神奈川県鎌倉。大磯から分家した「井上蒲鉾店」が、潮風吹きぬける鎌倉由比ガ浜に創業したのは1931(昭和6)年のことでした。御用邸をはじめ、各宮家や著名人の別荘があり、鎌倉文士と呼ばれる作家たちが集っていた時代です。当時、一般の家庭では贅沢品だった蒲鉾。近在で唯一の高級蒲鉾の店として御用邸や宮家に引き立てられ、鎌倉ならではの魅力を持つ蒲鉾作りの道を歩み始めます。

    梅花はんぺんは、初代牧田芳幸がこだわった蒲鉾の味をいかした、暖簾を代表する名物。柔らかく、コシのある歯ごたえと淡泊な風味が特徴です。わさび醤油をつけたり、バター焼きにしてレモンをしぼったりと、お好みに合わせてお楽しみいただける一品です。

  • 何度も水にさらし、雑味のない清々しい味に。
  • 白身のおいしいところだけを丹念に下ごしらえ。
    鎌倉の早春を彩る梅の花をかたどって。
    生地の素材は体長30cmほどの白身魚グチ。使われるのは、1尾全体の約30%ほどです。何度も流水にさらして余分な脂肪や不純物を取り除き、きめ細かな部位だけを採用します。

  • 職人の技が左右する弾力、食感。
    ひとつひとつの工程を抜かりなく。
  • 魚肉に少量の塩だけを加えて石臼で練り上げ、弾力が生まれたら裏ごし機へ。最終段階になったすり身を職人が蒲鉾用の包丁で木型に入れ、「梅花はんぺん」に成形して蒸し上げて完成。すべての工程に職人が細やかな気を配り、弾力に富むしなやかな食感に仕上げます。

  • 香り、歯ごたえ、しなやかさ。
    初代牧田芳幸がこだわった蒲鉾の味。
  • 風味の良い白身魚グチの魚肉を、澱粉などのつなぎをいっさい加えずに練り上げる、昔ながらの製法。人気の「梅花はんぺん」をはじめ、上品な味わいと優美な姿は、古都の逸品として地元で愛されています。

※ご紹介は味百選の一例です。今後ラインナップを追加してまいります。
※催しの出店店舗・内容は各店毎に異なります。
※井上蒲鉾店の出店予定は各店ホームページをご覧ください。
※各店食料品フロアでのお取り扱いは各店毎に異なります。詳しくは各店までお問い合わせください。