• 保存食の概念を超え、季節を感じるひと品に。
    漬物作りひと筋の技で仕上げる京野菜の味わい。
  • 季節感でもてなす京料理の心が生きる漬物の老舗「村上重本店」。江戸時代、都の物流を担った高瀬川のそば、船頭が多く住んだことに町名が由来する、京都下京区は船頭町に軒を構えます。1832(天保3)年の創業以来、野菜本来の味をいかす漬物作りに精進してきました。さっぱりとした食感の上品な味わい。「村上重本店」らしい仕上がりが愛されてきた名店です。

    昔もいまも大切にしているのは、四季折々の味わいを届けること。培った技と手間を惜しまない丹念な手法で、旬の野菜を漬け込みます。技と同様にこだわるのが素材です。多くの漬物に使う昆布は毎年情報を収集し、最上級の品を調達。根昆布、平昆布など数種類の昆布を使い、それぞれの特長をいかすことで、野菜の味と昆布の絶妙な旨みを引き出しています。

  • 味の決め手は重石と塩加減。
    京の気候と対話しながら調整していきます。
  • 「村上重本店」の顔として全国的にも有名な千枚漬は、かぶら本来の特質を引き出すために、昆布と塩の質にこだわって漬け、仕上げた逸品。かぶらの状態や工房の気温、湿度に合わせ、職人が重石の加減や漬け込み時間を判断します。

  • 色、香り、味わい。季節の風情を
    目と舌で味わう楽しさを。
  • 京の冬を代表する伝統の千枚漬をはじめ、春夏秋冬を旬の野菜を使った京漬物で伝える「村上重本店」。鮮やかな緑が変わらぬうちに漬けた菜の花漬は、ほのかな苦みに春の訪れを感じる味わいです。

  • 暖簾に染めた商紋は、薩摩島津家の家紋としても
    有名な丸に十文字。
  • 江戸天保年間には初代・村上重右衛門が味噌・醤油・漬物業を営んでおり、薩摩の殿様に御納め、お召し上がりいただいたところ、漬物の味に感心され、紋の使用を許されたという話が伝えられています。

※ご紹介は味百選の一例です。今後ラインナップを追加してまいります。
※催しの出店店舗・内容は各店毎に異なります。
※村上重本店の出店予定は各店ホームページをご覧ください。
※各店食料品フロアでのお取り扱いは各店毎に異なります。詳しくは各店までお問い合わせください。